上質な暮らしに欠かせない季節の模様替え3つのポイント

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季節が変わり衣替えを終えたら、今度は部屋の模様替えをして積極的に季節を感じるというのはいかがでしょうか?

日本人は昔から少しだけ季節の先取りをすることを粋としました。季節の移ろいを取り入れた上質な暮らしにしていましょう。

季節の模様替えをする際の3つのポイントをお伝えします。

 1.粋なセンスを養う

ここからは粋な暮らしの楽しみ方のお話です。季節をほんの少し先取りするには季節の移ろいに敏感になっておくといいです。
お店のディスプレイなどは大抵の場合ちょっとではなくずいぶんと先回りしています。生活の中でそこまで先取りだとそれは野暮。旬に対して1週間から10日くらい早い感じでしょうか。
取り入れる前にはやはり変化を感じるセンスを養っておく必要があります。

そのためには街に出て刺激を受けることも大切ですが、外に出て自然を感じることも、店先で野菜や果物、花などを観察することもセンスを養うことになります。

そしてそれを暮らしに取り入れる、旬の食材の初物が好まれるのと同じように部屋を季節先取りで模様替えするのが、粋な大人の暮らし方です。

2.季節の模様替え

季節が変わると何が変わるかと言いますと、光・太陽の角度と光の強さが違います。

光の強さが変わることでモノの見え方が変わります。そして太陽の角度が変わることで昼の長さと夜の長さのバランスが変わります。部屋の中を何一つ変えなくても日没時間の変化と、気温の変化で否応なしに季節の変化を実感します。

季節の変化に合わせた部屋の模様替えをするには、光の色と強さを意識することから始めましょう。

そして季節の模様替えをする際の3つのポイント色柄、光・時間、素材感・質感をお伝えします。

2-1 色柄

季節の違いを最も感じやすいのが色です。
元来着物を着ていた私たち日本人は、季節の色を感じたり、色で季節感を表現したりすることに長けていました。また着物などの柄が植物をはじめ自然界の様々な形を柄にしてありそれも季節を表現する方法でした。
現在でも洋服を夏は白っぽい色のモノ、冬は濃い色のモノと選び分けたりしていませんか。
その方法を部屋の模様替えに生かせばいいだけです。
部屋の床壁天井の色を季節で変えることはなかなか難しい。家具も季節で入れ替えるというわけにもいきません。

それ以外の小さなものでも変えるのと変えにないのでは全く違います。何が変えられるのかを考えてみましょう。

2-2 光・時間

太陽が高くて日差しの強い季節には、部屋に入ってくる光をどの様にコントロールするかを考えます。主に窓ガラスを通して日差しは室内に入ってきます。
最近では遮熱化効果が高く光は通す機能をもったカーテン生地も沢山出回るようになりましたが、デザインのバリエーションはまだまだ少ないのが残念なところです。
上質な暮らしを求めるのなら光の質を意識したいものです。
葦という川辺の水草で作られた葦簀や、竹や葦で作られた簾は隙間から風と同時に、縦あるいは横の隙間から光を通し、部屋の中に光の縦縞・横縞を映し出します。

太陽の動きと共に、部屋の中の影が移動する景色。光が強い季節だから影も濃い。この陰影の差もまたこの夏の季節でしか体験できない季節の楽しみ方です。

機能的だけどデザイン性に欠ける遮熱カーテンの上に簾をかけるという方法もあります。

2013-07-08 2013-07-08 002 005

2-3 素材感・質感

見ためで感じる季節を意識すると、素材感や質感というのも大事な要素です。
これは色柄よりも繊細で感覚的な要素でもあります。

ベルベットやスエード起毛したものや生地が地厚なものと、生地厚が薄いものや織がざっくりと荒く向こう側が透けるような素材では異なった素材感質感になります。それから感じる季節感も違っていきます。

特に見た目だけでなく直接肌に触れるものは、感じ方を左右します。
足に触れる床の素材や質感は、特に裸足になる夏には重要です。小さな石ころなどが靴に入っているとすぐに気がつくくらい足の裏はとても敏感です。

床の素材を全面的に変えることは難しいかもしれませんが、ソファの足元やダイニングテーブルの下など長く過ごす場所に部分的にラグなどを敷くだけでもいいですね。
最近はモダンな柄の畳素材の御座や、竹・水草などの植物で作られたラグなどもいろいろあります。

床以外にも肌に触れるところで手軽に変えられるもの、例えばクッションや座布団のカバー、寝具やシーツなどの素材と質感を変えてみると、肌で季節を感じるということが実感できます。足の裏だけでなく、肌はとても感じています。季節を感じるということは、この肌感覚を高感度にアップします。

Rolled straw mat isolated over white background, set of six foreshortenings

3.季節の模様替えによる思いがけない効果

季節の変化を積極的に感じるために部屋の模様替えをしていると、視覚だけではなくいろいろな感覚の感度が上がります。

感度が上がると、今いる場所で感じることに深みが増し、多くのことを味わえるようになります。

感覚の中でも特に手触りや足触りなどの肌感覚は、過去の体験を呼び起こします。

現在の好みや心地よいと感じるポイントは過去の心地よいと感じた記憶が関係しています。特に子どもの頃の幸せな体験と共にある感覚は、現在の趣向に密接に関係しています。
過去の記憶の中には、自分が生まれてから現在までに体験した記憶以外に、生まれた土地や風土、文化などの記憶、更には日本人が共通して持っている記憶もあります。
季節を感じることは肌感覚の感度を上げ、古い記憶を蘇らせます。

季節の模様替えを通じて自分の生まれ育った土地や日本人であることの価値を、もっと実感できるでしょう。

 

まとめ

上質な暮らしとは、暮らしの中により便利なもの快適なものを取り入れていくことというよりは、すでに持っているものや記憶の中にある心地よさの感覚を思い出し、その価値を認めていく再発見していくことではないでしょうか。
季節を感じることで、日本に生まれてよかったと思えますように。

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