お部屋づくりは何から始める?最初の一歩は、お気に入りのコーナーづくり

お部屋づくりを始めたい。

そう思ったとき、何から手をつけたらいいのか、わからなくなることはありませんか?

家具を買い替える?
模様替えをする?
それともまず、片付け?

考えているうちに、なんだか大ごとになってきて、「また今度にしよう」となってしまう。

そんな経験のある方に、おすすめしたいことがあります。

お部屋全体を変えようとしないこと。

最初の一歩は、お気に入りのコーナーをひとつつくることです。

お気に入りのコーナーってどんなところ?

お気に入りのコーナーは、ここを見るとこころが動く、という小さな場所のことです。

棚の上のひとすみ
玄関の靴箱の上
窓辺の小さなスペース

広さは、両手をひろげたくらいで十分です。

そこに、あなたの好きなものを置きます。

旅先で連れて帰った小さな器
大好きな人からもらったカード
読み返したくなる本を1冊
そして、季節の花を一輪

決まりはありません。
選ぶ基準はただひとつ、見るたびにこころが動くかどうか、です。

チェストの上に飾ったバラの花 お気に入りのコーナー

なぜコーナーから始めるといいの?

理由は2つあります。

ひとつは、すぐにできて、必ずできるから。

お部屋全体を変えるのは、時間も体力もいります。
でもコーナーなら、今日の夜にもできます。

小さくても「できた」という体験は、次の一歩を軽くしてくれます。

もうひとつは、そのコーナーが、お部屋全体を変える種になるからです。

不思議なもので、お気に入りのコーナーができると、そのまわりが気になり始めます。

この棚の上がきれいになったら、その横の床のものも片付けたくなった。
そんなふうに、心地よさは少しずつ広がっていくものなんです。

がんばって片付けるのではなくて、心地よさにつられて、自然と手が動いていく。

その順番のほうが、ずっと楽しいと思いませんか?

毎日目が合う場所につくりましょう

お気に入りのコーナーは、1日のうちに何度も目に入る場所につくるのがおすすめです。

朝、顔を洗うときに目に入る。
お茶をいれながら、ふと見る。

そのたびに、きれいだな、好きだな、とこころが動きます。

毎日の暮らしの中でこころが動く体験をしていると、自然と感性が育っていきます。
美しいものを見つけられる自分に、そのことを喜べる自分になっていく。

お気に入りのコーナーは、そのための小さな練習の場所なんです。

季節とともに、育てていく

コーナーができたら、ときどき手を入れてあげましょう。

花を替える。
季節の設えをひとつ置く。
飾るものを入れ替えてみる。

春には桜の一枝を、夏には涼しげなガラスの器を。

季節に合わせてコーナーが変わっていくと、お部屋の中に小さな季節がめぐるようになります。

その変化を楽しめるようになったら、もうお部屋づくりは始まっています。

お気に入りのコーナーは、こころの居場所の目印

私は、お部屋は自分のこころの器だと考えています。

お気に入りのコーナーは、このお部屋は私のこころの居場所なんだ、という目印のようなものです。

忙しい毎日の中で、ふとそこに目をやると、好きなものたちがいつもの場所で待っていてくれます。

ここに帰ってくれば、こころがほっとできる。
その目印がひとつあるだけで、お部屋はただの場所ではなく、自分の居場所になります。

今夜、おうちに帰ったら、どこにつくろうかなと、お部屋を見渡してみてはいかがでしょう。

その小さなひとすみから、あなたのお部屋づくりが始まるでしょう。

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