大人の女性の生き方にはセンスが欠かせない

生き方にもセンスあるとするならば、大人の生き方に必要なセンスとはなんでしょう?

周りの素敵だなあと感じる方、テレビなどでお見掛けする大人の女優、園芸や料理研究家や何かの専門家の方々の姿やお話しされることには、表現される言葉も、話し方も、表情も、過ごしてきた年月と沢山の経験とで磨かれた何か筋が通ったものや一貫性があり美しくとても魅力的です。センスのいい大人の女性のお手本です。

センスは好奇心から生まれます。生き方のセンスを身につけましょう。

1.センスについて考えてみましょう

広辞苑で調べると「物事の微妙な違いを悟る能力、感覚」とあります。

つまりセンスとは「感じる力」のことです。おしゃれであるという意味とは違います。

美しいということも、美しくないということも、気分が良いということも気分が悪いということもどちらも感じることです。

センスはあらゆる分野で必要とされ、仕事でも生活でも子育てでも、あらゆる場面でも求められるものです。
センスは鍛えること磨くことが出来る力の一つです。

1-1 センスの良し悪し

センスがいいというのはあることやものに対して、その微妙な違いを見分けられる能力です。

センスがいいと同じものを見て体験したとしても、沢山のことに気づき、そうでない人とは反応や発想に違いが出ますし当然受け取る結果も異なります。

1-2 センスは生まれつき先天的にあるものなのでしょうか?

ある意味ではそうです。両親から引き継ぐものもありますし、それよりも前の先祖代々から、引き継ぐセンスもあります。

また集合無意識レベルでの女性共有のセンスや、地域や国の文化や風習などから影響を受ける個人固有のものではなく多くの人に共通するセンスもあります。

1-3 センスを育て磨く

もちろん後天的な体験や経験によって身につくものもあります。

それはどこから生まれるかというと、好奇心からスタートします。

まずは興味を惹かれて、もっと見たい!もっと知りたい!と願い、より注目し、調べ、時間をかけて対象に関する情報に詳しくなる。そのことによってセンスが育ち、更にもっと詳しくなりたいと意欲が沸いてきます。
センスとは好奇心から生まれて、知るためにかけた時間の長さと経験がそれを磨き、その分野に関してセンスのいい人になっていきます。

料理を食べておいしいと感じても、美味しい料理を作る方にセンス良くなっていく人と、美味しいものを見つけることにセンスがいい人は違うわけです。

美味しいかそうでないかという微妙な違いを見分けられても、それを何に使うのかは人それぞれ違います。
出来事が同じでも感じる感情は人によって異なります。それは潜在意識の中にある価値観や観念が異なるからです。

価値観や観念は意識のもっと深いところにある無意識に影響を受けています。
私たちが自分の意志で選択していると思っていること、センスがいいと思っているところ、実はそれらは生まれる前からあったもので、本当のところ自分で考えて決めている部分はほんの少しだということです。
センスを磨くということは、経験を積んでセンスの感度を上げることでもあり、まだ使われていない潜在的なセンスをより多く見つけ育てていくことでもあります。

2.生き方のセンスを身につける

生き方のセンスとは、別な言い方をすると意識的に生きるということです。
それは何のためかというと、生き方のセンスがいい方が幸せを感じる感度が高いからです。
人は幸せになるために生まれてきているとしたら、幸せの量と時間を増やすよりも幸せを感じる能力、つまり幸せのセンスを磨いた方がいいのです。

2-1 求めるのは幸せの質

大人になるにしたがって、何事に関しても量ではなく質を求めるようになってきます。それは幸せに関しても同じです。
そして自分を気分良くさせるポイントや、幸せを感じやすいポイントになるべく詳しくなっておけば、誰かにそれを求めることなく自分で自分のことを気分よく、そして幸せを感じやすい状態にすることが出来ます。
もちろんセンスを磨くのはいい感じがするほうだけとは限りません。

逆に気分が下がるポイントや、幸せを感じにくいポイントに気づいていると、それを避けることができるようになります。
意識的に生きる、生き方のセンスがいいということは、自分が幸せを感じにくい時に、誰かのせいにしない、時代や状況など他のなにかのせいにしないということです。
何かがないと幸せになれないのだとしたら、誰かがいないと幸せにならないのだとしたら、
いつも自分の幸せは条件次第です。
本当の意味で責任を取ることが出来るのは、自分の幸せに対してしかありません。本来誰のせいにもできないものです。それが成熟した大人の生き方のセンスです。

2-2 自分の中に潜在的にある生き方のセンスに気づく

センスは好奇心から生まれるといいました。

好奇心は未知のものに関しては感じやすいものです。

すでに知っているものには関心を持ち続けること自体が難しいと感じるかもしれません。もしそうだとすると常に未知のものを探している狩人のような生き方になり、気の休まることも手にしたものを味わうという間を持つことが出来ません。
ここで大事なのは、すでに知っているものをはじめて見るかのように体験する、家族や身近な人を始めて会ったかのように体験する。
知っていることやものを、知らないことやものように体験するには、「もしかしたらなにもわかっていないのかもしれない」と、自分の知識を疑ってみるというこの感覚です。
知っていると思うと、それ以上知ろうとはしません。
自分の知っていることを疑ってみること。

それが「大人の生き方のセンス」への道です。

まとめ

センスを磨くことは、自分の幸せに責任を取るという成熟した生き方をしていくことです。無条件に幸せを感じられる。好奇心を広げて、すべてのことをまるで初めてのことのように体験する新鮮な驚きに満ちた毎日。生き方のセンスのいい大人の女性を目指しましょう。