こころと部屋研究所 
こころと部屋の関係
部屋にその人らしさを探求する
こころと部屋研究所では、
こころと部屋の間にあるものを感じる力と共感力を育む部屋づくりを提案します。
はじめまして
こころと部屋研究所の代表いそがやふきこです。
インテリアの世界で仕事をして30年が過ぎました。
ランドスケープデザイナ事務所、インテリア撮影のスタジオへと、
植物＆インテリアスタイリングで現場での経験を積みました。
36歳でフリーになり、インテリアのお悩み相談インテリアカウンセリングをやっています。
スタジオにいるときは気がつきませんでした。
インテリアを美しく素敵にすること以外に人が部屋で悩んでいることに。
悩みのカタチは様々です。
- 部屋がごちゃごちゃして落ち着かない
- 物があふれていてどうしていいかわからない
- 片付かなくてイライラする
- 収納する場所がなくてしまえない
- この状況を変えたくても家族が協力してくれない
- 片づけられないことで家族に責められる（ような気がする）
- 家族と好みや意見が合わない。喧嘩になる
- 自分の家なのに居場所がない
- せっかくの新居なのに居心地が悪い、好きになれない
人によっては家にいるのがイヤで、外出や旅行ばかりしているという人も。
これって一体どういうことなんだろうと考えました。
部屋が整って素敵にインテリアになったら、すべての問題が解決するのでしょうか？
私はインテリアの仕事と同時に、心理カウンセラーとして専門学校の学生や仕事や家族、
対人関係に悩む人の相談にのってきました。
部屋のお悩み相談を受けながら気づいたことは、こころと部屋には深い関係があることです。
目の前のクライアントは部屋の話をしているのだけど、心理カウンセラーの視点で聴いてみると、
クライアントは自分自身のこころの内側の話をしてるんじゃないかしら。
「部屋の居心地」は、もしかしたら「自分が自分でいる居心地」かもしれない。
こころと部屋の関係への探求が始まりました。
こころと部屋には関係があるというと、部屋が片付いていないから心もグチャグチャなんていう
１＋１＝２みたいな単純なことを言っているのではありません。
とても誤解を招きやすいので、はっきりさせておきます。
部屋の状況 ≠ こころの状態
片付いていない部屋とこころの中はイコールじゃありません！断じて。
こころの内側の悩みは、目で見ることができません。
内側で起きていることを外側にあるもの、人や状況に映し出しすことで何が起きているのかに気づくことができます。
（心理学用語で投影といいます）
こころと部屋の関係図
部屋は一番身近な環境なので、
「自分らしさ」が投影され、自分どう思っているのか、自分自身との関係性があらわれます。
現実が変わる、価値観が変わる、それが体験を変えます。
私たちはいつも意識を他の人に向けています。
特に身近な大切な人に向けられた意識は、相手の様子や望むことをさっするくらいに繊細で敏感です。その繊細さがやさしさの源です。
部屋づくりは、自分らしさを発見する最高のツールです。
自分の内面に対して繊細になり、なにを望んでいるのか、どんなことに幸せを感じるのか内なる対話をします。
他の人に向けるやさしさを、部屋づくりで自分自身にも向けてみませんか。
部屋づくりで人にも自分にもやさしい人が増える
それはきっと やさしい世界
こころと部屋研究所のはじまり
今から20年くらいだったでしょうか。
こころと部屋の関係について話す機会をいただきました。
インテリアコーディネーターと心理カウンセラーという２つの仕事で
こころと部屋って深い関係があるんじゃないか
というなんの確証もない
私の個人的な考えを
部屋の掃除というところから
1時間くらいお話した記憶があります。
不思議なもので話しながら
こころと部屋の関係に対する
興味があふれてきて
このことをもっと探求したい！
ただそれだけの理由で
ひとりで「こころと部屋研究所」
はじめました。
それから何年かは会場を借りて
ワークショップをやってました。
テーマは
部屋が心地よくない理由
とか
片付かない気持ちについて話そう
とか
集まって
自分のことを話すだけ
30回以上はやったでしょうか
こころと部屋の関係に対する
私の個人的な興味は尽きることなく
ただただ楽しくてやってました。
が
そのうちに欲が出てきました。
もっとこの面白さを知ってもらいたい
とくに、家づくりに関する仕事をしてる人に
こころのことを知ってもらいたい。
いろんな講座をはじめました。
インテリアコーディネター向け
片付けの仕事をしてる人向け
片付けのプロになりたい人向け
さらに欲がでて
どうせやるならビジネスにして
売上をあげたい
協会を立ち上げて
こころと部屋の関係をとりいれた
模様替えの認定講座をつくり
全国で講座を開催しました。
認定講師も育成しました。
残念だったのは
協会ビジネスとして
認定講師を増やすやり方では
私が一番大切にしていたことが
だんだんと薄まって
伝わっていくことでした。
協会を運営していくことは
人数が増えただけやることも増えます。
いつのまにか
なにかとても大切なものを
見失ってしまいました。
協会を去り
私は空っぽになりました。
さらに10数年がすぎて
またひとりで
はじめることにしました。
思いを伝えるには
数日で学べる講座での
講師と生徒の関係では無理
何回もあって話せる場所と
最低でも1年間は続く
継続的な関係性
さらにともに学ぶ仲間
これらすべてが揃って
ようやく講師と生徒の関係を超えて
私も一緒にみんなで
学び成長できるんじゃないか
コロナ禍でオンライン受講が
一般的になったこともあり
オンラインで毎月顔を合わせる
青森から九州までのメンバーが3年前からずっと一緒にいてくれます。
彼女たち全員が
今ではこころと部屋研究所の
研究員です。
私の過去のすべての経験から
今たどり着いた地点です。