50代ファッションいいじゃない加齢による3つの「シ」

今から2年後の2020年には、日本人女性の半数が50才以上になるそうです。

このことを知ったときの反応は人それぞれ。日本という国の未来や、自分自身の未来のことを考えるとネガティブな話題ですよね。この時点で、この時間の流れにあらがうことは出来ません。

私は今年56歳

このニュースを知ったときに、私は下っ端なんだなって思いました。

2年後の2020年には、間違いなく58歳になっています。それでも日本女性の半数の50歳以上の方々からみると、50才になってまだ8年目。小僧です。

だとしたら、49歳以下の人たちと比較して、若々しくいようとか、元気で輝いていいようとか、そんなこと張り合っても仕方ないなって吹っ切れた感じがします。

知らない間にどこかで、比較して勝ち目のない競争をしていたようです。

今でも「若い」っていいなって思います(笑)

でも時間は戻せないし、失われていくものは取り戻せない。そうだとしたら、若さが失われていいくことを受け入れるしかないですよね。

若さと一緒に失われいていくもの沢山あります。

逆に確実に増えてくるのがこの3つの「シ」 シミ、シワ、白髪。自分が写った写真を見ると、え?これが私??ってショックを受けます。私が知っている私の姿よりも、写真の私の方が3つの「シ」が増えています。

私だけではなく、多くの女性にとって、自分の若さとともに美しさが失われていくことは相当に怖ろしいことなのではないかしら。

失うことを怖れるあまり、今の自分を直視できず、受け入れられない。その結果、過去のセルフイメージにしがみつく。その究極が、かつてはやった美魔女というものかもしれませんね。

最近グレイヘヤが注目されています。

出版社が行った大人の女性の意識調査で、白髪の女性を美しいと感じる人が4割超。美しい白髪に憧れる人も8割とか。そういえば86歳現役パリコレモデルや、テレビでよくお見掛けする女優さんでも真っ白な素敵な白髪の方を目にします。

私自身は、白髪は染めないでこのままグレイヘヤでいこうって思っています。今はですけど。

亡くなった母が介護が必要になったときに、長年の白髪染めためか頭皮が染まっているのをみて、怖ろしくなったのも理由のひとつです。それと、めんどくさがり屋なので白髪を染める手間、そして白髪を気にしていること事態がストレスなんです。

幸いずっとショートヘヤだったこと、パーソナルカラーがブルーベースなこともあって、グレイヘヤは似合うほうだと思います。

シワは、よく笑って表情筋を動かした結果だと受け入れます。乾燥による小ジワには対策します。適度に、多分、きっと(笑)

シミは、不要に増やさない濃くしないように心がけます。

 

3つの「シ」が気になのは、多分もう一つの「シ」である「死」を感じるからかもしれません。生命としての死、若さの死、かつての自分の死、こうありたかった自分の死。

死にまつわる失われていくことへの漠然とした怖れが、シミ、シワ、白髪の3つの「シ」とどう向き合うかということに表れているのかもしれませんね。