いつまでも若々しく、自由に生きている先輩の大人女性はとても魅力的です。
彼女たち共通点は好奇心に溢れ、みずみずしい感性に溢れています。そして知的な探求心を持ち続け、興味を持ったことを学ぶことに熱心です。好奇心に満ちていると子供のように目がキラキラしてきます。
「目はこころの鏡」と言われるように目にこころの在り様が表れます。好奇心はこころの若さであり、学ぶことはその栄養です。
年齢を重ねると、瞼が下がって目が小さくなり、目尻が下がってくるのは仕方のないことです。それでも知的好奇心でキラキラと輝く瞳でいましょう。目ヂカラはこころと頭の若さから生まれます。
学ばなかった後悔
大人になってから学生の時にもっとちゃんと勉強しておけばよかったと思ったことはありませんか?学校で教わっているときは、それがいったい何の役に立つんだろうと正直なめていました。学校で学んだことは知識だけではなく、勉強の仕方や考え方、大人になって専門性を持つための礎を身に着けるある意味非常に恵まれたそれだけをすればいいという環境でした。
学ぶべき時に学んでいないと、知識に対するコンプレックスみたいなものが出来て、いつも自分は教養がないという自己概念が出来てしまいます。もちろんそうでない人もいらっしゃるとは思いますが、私の場合はそのコンプレックスがあるために何かの専門家になりたいという強い願望がありました。
コンプレックスが学ぶ力になることもありますが、それよりももっと知りたいという純粋な好奇心は知識を深めていくのにとても役に立ちます。
学びはじめない理由を探さない
はじめない理由、やらない理由を探しはじめたたら天才的!という方はいらっしゃいませんか。学ぶ理由は一つです。学びたいから。
学ばなきゃいけないと必要性に迫られているのなら、それがはじめる理由でもOKです。
理由探しに時間をかけるのはもったいないです。
もう遅すぎるとか、年だからなんて思わず口から出そうになったら、「学び始めるには今が一番若い」ということを忘れないでください。10年先20年先、どんな毎日を過ごしていますか?想像してワクワクしますか?
何を学ぶか
今現在具体的でないのだとしたら、基本的にはずっと興味を持ち続けていることや長年やってきたことをより深く学びましょう。例えば人の心理に興味があるのなら、性格のタイプ分けの本を何冊か読む程度ではなく、体系的に学んでみるのもいいでしょう。
あるいは以前学んでいたことをもう一度学び直すのもいいです。
出来れば雑学的に手当たり次第にいろいろ手を出すよりは、今まで探求してものを深めることをお勧めします。
大人の学びの目指すところは広く薄くよりも深く専門的にです。
学ぶ目的は
知的好奇心を満たすためでもいいですし、学びはじめることで今に変化をもたらしたいという目的でもいいです。
ただし、新たに仕事を探すためとか、今現在その仕事をした経験がなくその仕事をするに必要な学びだとしたら、今から学ぶことが仕事になるまでには時間がかかることを覚悟しておきましょう。
それは学んで資格を取ることと似ています。資格は学ぶことの動機付けにはなりますが、資格を取った先どうなるかは資格講座では教えてくれません。なぜならばそこからは学ぶことではなくて、やってみて学ぶことだからです。
50代になって今までと違うと実感していることは、余計なことはしなくなりました。
それは別の言い方をすると、やらなきゃいけないことが減ったので、やりたいことしかやらないという我儘を自分に許可しやすくなりました。
これから学ぶなら、自分のこころが動くものを選んでください。ご自身とこころを自由にしてあげてください。
どうやって学ぶか
本当に学びたかったらどんな方法でもいいでしょう。
図書館では知的好奇心が活発になります。関係類書を見つけやすいですし、高価で貴重な専門書もあります。
ひとりで学ぶのもいいですが、講義で教わるというのも学ぶ意欲が向上します。専門的かつ体系的に学ぶには学校に通うという方法もあります。私自身は放送大学の学生として心理学を学んでいました。選択できる科目の種類も沢山あって、美術や住居学など専科を超えて選択できるのも魅力でした。
大学で行っている生涯学習やオープンカレッジに参加するのも面白いです。自分よりもずっと年齢の高い方々が熱心に学んでいる姿が刺激になります。各大学の特徴を生かした魅力的なテーマのクラスがいろいろあり興味深いです。
語学など日々のトレーニングが必要なものは、環境を用意する必要があります。語学会話スクールに通う以外にもインターネットを通じて学べるレッスンなども増えています。
ここでもできる方法を探しましょう。
資格講座を学ぶ
自分の学びたいことがなんらかの資格になっている場合にお勧めの方法です。
何らかの資格を認定するための資格講座は、その資格について必要な知識を体系的にまとめた教材を作っています。その教材で学ぶ方法や、教材を使用した講座に参加するのもよいです。資格認定試験を受けることも学ぶモチベーションになります。
ただ間違ってはいけないことは、学ぶことと資格を使って仕事をすることは別です。ご注意ください。
まとめ
大人になった今、これからどれくらいの生きられるのかはわかりませんが、今より早い時は訪れません。いくつからでも始めることは出来ますが、すでに学びたいと思っていることがあるならば始めてみましょう。
それが必ずしも今の暮らしや仕事に役立つことではなかったとしても、これからの人生を楽しんでいける一つになるかもしれません。
今で役に立つかどうかが選択の基準だったのなら、一つくらい役に立つかどうかまったくわからないけど、探求せずにはいられないという想いで学んでいることが、情熱的に生きることにつながっているかもしれません。
探求心・好奇心は情熱への素です。